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よくあるご相談事例と登記の流れ

はじめに 司法書士事務所に支払う金額と、報酬額は違うの?
case1  家を相続した
      依頼できること(相続編)
      スムーズに相談するには?
      時間と費用
case2  住宅を購入したい
      ご依頼の流れ(ご依頼者様目線)
case3  購入費用を完済した
      ご対応の流れ(事務所目線)

はじめに
司法書士事務所に支払う金額と、報酬額は違うの?

違います。
登記には法務局に申請する際に登録免許税を納めなければなりません。

実際にお支払いいただく金額の内訳としては、
  ・登記するのに必要となる「登録免許税」
  ・司法書士への報酬
  ・登記に必要な証明書や登記簿謄本等の費用
  ・交通費など…
を合わせた金額となります。

実際にお話しを伺わないと、正確な金額は分かりかねますが
以下お問い合わせの多い事例を参考に、登記の流れや
どの程度の費用が必要なのかが伝わると嬉しいです。

※具体的な状況に応じて費用は異なります。詳しい費用はお問い合わせ下さい。
※司法書士の報酬は不動産の価格、筆数、抵当権の債権額、作成書類等により異なります。

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case1
家を相続しました。手続きについて教えてください。

まず気になる事は大きく分けて次の3点かと存じます。

・司法書士に依頼できるのは、どんなことなのか
・最初に相談する際、準備しておくとよい物
・どのくらいの時間と費用が掛かるのか

順番に見ていきましょう。

<司法書士に依頼できる内容とは?>
住宅を相続した場合、当事務所では以下の手続きをさせていただけます。

・名義変更
・保存登記
・必要に応じて隣地境界線の確認等

相続関係では、弊社で遺産分割協議書(☆1)の作成をお受けする事があります。しかし、相続問題で揉めてしまった場合など、最終的に弁護士に依頼して裁判や話し合いを行うこともあります。
そのような事態を避けるためにも、生前に意思表示をしておくという意味でも、遺言作成などのいわゆる「終活」が大切になる事があります。
関連して話題になる事が多いのが後見人制度です。ご高齢に伴いご自身で判断できなくなる未来を懸念し、ご本人やご親族の方から後見人に関するご相談をいただくことがございます。

今回は家を相続したという事ですが、遺産分割に関する話し合いは終わったと仮定しましょう。

☆1:遺産分割協議書とは?
相続人が複数人いる時には、相続人の間で遺産の分割内容について話し合います。お互いに合意が得られた内容と相違ない内容の書類を作成し、保存します。

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<用意しておくと、よりスムーズに初回相談できるもの>
初回相談のための事前準備は必要ありません。ですが、あえて「スムーズな初回相談」のために用意すると良いものをご説明いたします。

・誰が・誰から・何を相続したのか?
税率を決めるためにも、比較的早い段階で状況を確認されます。聞かれた際に答えられるよう、頭の中で整理しておくと安心かと存じます。
ご依頼の方の中には家系図のように書き出す方や、複数人でご相談にお越しになる方もいらっしゃいます。

・土地や家屋の価格
地域により名称が異なる可能性はございますが、一般的には「評価証明書」・役場等で管理している固定資産課税台帳に登録額がある場合は「登録額」などが参考資料となります。特に見積もりが欲しい方は、用意しておく事をお勧めします。

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<時間と費用>
・時間
登記に際し、他に相続人がいないことを確認するため戸籍謄本や住民票を用意することがあります。提出書類等の用意が済み次第の申請となり、申請後は問題がなければ1~2週間ほどで登記完了となります。
なお、申請から登記完了までは時期により前後する事がございますのでご了承ください。

・費用
まず、登録免許税についてご説明いたします。
税率に関しましては、変更・軽減税率が適応されていることが多々ございます。そのため現在の税率を正確に確認したい方は、ご面倒ですが検索エンジン等で「登録免許税」を検索してみてください。国税庁のホームページなどに記載されています。

今回は住宅の相続ですね。
例えば、建物・土地共に評価額が1000万円としましょう。

以下一覧表より
建物の所有権保存 :建物1000万円×税率4/1000=4万円 ※5
建物の所有権移転 :建物1000万円×税率4/1000=4万円 ※6
土地の所有権移転 :土地1000万円×税率4/1000=4万円 ※6
抵当権抹消等:(建物1件+土地1件)×1000=2000円
※5 未登記の場合は必要です。
※6 相続による所有権の移転登記を令和7年3月31日までに受ける場合
不動産の固定資産税評価額が100万円以下の場合に限りその土地の表題部所有者の相続人が、所有権の保存登記またはその土地の相続による所有権の移転登記については登録免許税は課されません。
※  今回はR6年6月現在の情報で例示しています。

司法書士への報酬は以下一覧表より、合計9万円~
(保存3万円+相続(建物2万円+土地2万円)+抵当権抹消等(建物1万円+土地1万円))
登録免許税+司法書士への報酬=21万円2000円~となります。

実際にはこの他、登記するまでに発生した費用(書類の発行費用や交通費、送料など)が必要です。
ホームページをチェックして比較してから相談に行ったのに考えていたよりも見積もりが高かった…という方は税率について確認すると納得できるかもしれません。

登記の目的
登記原因 課税価格 ※1 税率 ※1 報酬額
所有権の
登記
保存 不動産の価額 ※2 4/1000 3万円~
移転 土地の相続 不動産の価額 ※2 4/1000 2万円~
建物の相続 不動産の価額 ※2 4/1000 2万円~
その他の
登記
抵当権抹消等
(例)住宅ローンの完済
(抵当権抹消)
1件1000円
※土地+建物なら?
合計2件で2000円
1万円~

※1:報酬の他に登録免許税が発生します。
    登録免許税額 = 固定資産税評価額(課税価格)× 税率
※2:役場等で管理している固定資産課税台帳に登録額がある場合は、登録額となります。
※3:報酬額は登記申請1件当たりの金額です。
※ :旅費・日当は実費加算いたします。

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case2
住宅を購入しようと思っています。手続きの流れを教えてください。

今回は登記手続きの流れに焦点を当てて見ていきましょう。

step1 相談のご予約
法律関係の事務所に行くのはハードルが高そうなイメージがあるかもしれませんが、初回は無料です。まずは相談に行ってみましょう。

住宅購入の場合は、販売店の方等からの推薦で依頼先を決定なさる方も多いです。

step2 ご依頼
依頼を決めた場合は、ご連絡をお願いいたします。
委任状等必要書類を準備いたします。
ご自身で資料を取り寄せる方は資料のご準備をお願いいたします。

step3 当事務所にて登記等手続き
基本的にお客様にご対応いただくことはありませんが、必要に応じて書類へのご署名等ご依頼いたします。お忙しいところ恐縮ですが、お時間を見つけてご対応いただけますと幸いです。

step4 ご入金
ご入金を確認出来次第の申請となります。
今回は住宅の購入ですが、住宅・土地共に評価額が1000万円としましょう。

以下一覧表より
住宅の所有権保存:建物1000万円×税率 4/1000=4万円
住宅の所有権移転:建物1000万円×税率20/1000=20万円
土地の所有権移転:土地1000万円×税率20/1000=20万円 ※7
※7 令和8年3月31日までの間に登記を受ける場合1,000分の15
※  今回はR6年6月現在の情報で例示しています。


登録免許税は、合計44万円
司法書士への報酬は、合計7万円~
登録免許税+司法書士への報酬=51万円~となります。

実際にはこの他、登記するまでに発生した費用(書類の発行費用や交通費、送料など)が必要です。

登記の目的
登記原因 課税価格 ※1 税率 ※1 報酬額
所有権の
登記
保存 不動産の価額 ※2 4/1000 3万円~
移転 土地の売買 不動産の価額 ※2 20/1000 2万円~
建物の売買 不動産の価額 ※2 20/1000 2万円~

※1:報酬の他に登録免許税が発生します。
    登録免許税額 = 固定資産税評価額(課税価格)× 税率
※2:役場等で管理している固定資産課税台帳に登録額がある場合は、登録額となります。
※3:報酬額は登記申請1件当たりの金額です。
※ :旅費・日当は実費加算いたします。

step5 登記完了
時期によって前後しますが、申請から1~2週間程度で登記完了となります。ご依頼に応じて書類をご郵送、またはお電話でご報告いたします。

ご依頼の内容にもよりますが、概ね以上の流れで進みます。

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case3
住宅ローンを完済できました。

おめでとうございます。
ところで、ご購入時に抵当権を設定している方は少なくありませんが、抵当権抹消の登記はお済みですか?

今回は弊社でご相談をお受けした場合、通常どのような流れでご対応をさせていただくのかを先生方に取材しました。

step1 相談のご予約
お電話やメールでお問い合わせを受けた際、お打合せの日程調整をさせていただきます。

step2 準備
ご要望の内容にもよりますが、税率の変更や特例が出ていないかなどの情報を事前に確認。既にご依頼の意思が固まっている場合には、必要な書類の作成。過去にご依頼いただいている場合には、その際の情報を確認したりします。

step3 お打合せ
お話しを伺い、必要な書類や金額などをご案内します。
ご依頼の意思が固まった場合には、委任状へのご署名など順次登記に向け必要な手続きを進めます。複数回お会いする方もいらっしゃいますし、郵送対応をご希望なさる方もいらっしゃいます。

step4 申請の準備
必要な書類等を取り寄せ申請の準備を進めます。必要に応じてご連絡・ご署名等のご依頼をさせて頂く可能性がございます。

step5 登記の申請
申請準備が終わり、ご入金をいただき次第申請をいたします。
お支払方法は、お振込みの他弊社事務所にて現金でお支払いになる方もいらっしゃいます。

さて、今回は住宅ローンの完済です。

以下一覧表より
建物の抵当権抹消:建物1件×1000円=1000円
土地の抵当権抹消:土地1件×1000円=1000円
※  今回はR6年6月現在の情報で例示しています。

登録免許税は、合計2000円
司法書士への報酬は、合計2.4万円(1件1.2万円×2件分)~
登録免許税+司法書士への報酬=2.6万円~となります。

実際にはこの他、登記するまでに発生した費用(書類の発行費用や交通費、送料など)が必要です。

登記の目的
課税価格 ※1 補足事項 報酬額 ※3
抵当権抹消等
(例)住宅ローンの完済
(抵当権抹消)
1件1000円 土地+建物なら?
合計2件で2000円
1.2万円~

※1:報酬の他に登録免許税が発生します。
※3:報酬額は登記申請1件当たりの金額です。
※ :旅費・日当は実費加算いたします。

step6 登記完了のご連絡
申請のためお預りしていた書類を可能な限りご返却いたします。ご依頼の内容にもよりますが、証明書類等をお渡しする事も多いです。

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